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変化へ、踏み出せ。

CAREER STORY

キャリアストーリー

前例のない挑戦から
スタートしたキャリア
逆境を乗り越え、
商工中金の未来をつなぐ

PROFILE

Kentaro Kawakami

高松支店 支店長
2003年入社/商学部卒

TURNING POINT 01

2003~2008

浜松支店

新人でありながら、
前例のない挑戦に臨む

営業窓口としてキャリアをスタートした私にとって、最初に配属された浜松支店の思い出は、やはり色濃く残っています。なかでも印象的だったのが、あるお客さまに対して行ったシンジケートローンですね。

シンジケートローンとは、複数の金融機関が協力して融資を行うローンの形態なのですが、当時としては当社全体としてもほとんど経験がなく、私自身もまだ23,4歳の新人でしたから、今思えば大胆な挑戦をしたものだと思います。

ただ、やると決めたからには一直線に取り組みました。当時の課長に「3日ください」と直談判して時間をもらい、お客さまの経営陣と三日三晩ひざを突き合わせながら、事業計画を練り上げていったんです。そうしてできた計画を持って、他の金融機関に協力の要請をしていきました。

その結果、シンジケートローンは無事成功し、当時はそうした取り組みも珍しかったものですから、新聞などにも取り上げられました。もちろん当社としても数字と実績の両面でインパクトの大きい出来事でしたし、お客さまにも大いに喜んで頂きました。約20年前の出来事にはなりますが、今でもそのお客さまは業績好調で、地域になくてはならない企業の一つとして堅調に成長を続けています。

アイディアさえあれば、実に多種多様な方法でお客さまをサポートできる。お客さまのためになる営業がしたいという思いで入社した私にとって、そうした環境は非常に面白く、日々モチベーションが高まっていったのを今でもはっきりと覚えています。

TURNING POINT 02

2017~2020

経営企画部・ソリューション事業部

商工中金を立て直し、
未来を守るための戦い

不正事案を契機として商工中金改革実行本部が立ち上がり、そのタイミングで実行本部および経営企画部に異動しました。商工中金の在るべき姿をつくるというミッションの元、主にビジネスモデルとソリューションを担当することになったのです。

社会から非難されてしまうような事実は確かにあった。しかし同時に、商工中金が80年にわたって積み上げてきたお客さまとの関係性やネットワークも、確かに存在している。だからこそ、悪いところはしっかりと直しつつ、良い部分はしっかりと未来へつないでいかなければならないと思いました。商工中金の未来をつくるため、本部の独りよがりな計画にならず、社会的な評価はもちろん、営業店をはじめとする現場で働く社員が商工中金への愛を持って行動できる計画を立てること。それが、私に与えられた使命であり目標でした。

結果的に、ABCDゾーンや事業承継を始めとした新たな試みを取り入れた商工中金経営改革プログラムを作成しましたが、全社員へのアンケートや役所との調整など、比喩ではなく全国を走り回りながら、猛烈に働いたと記憶しています。

もう一回同じように走りたいかと言われると言葉に詰まってしまいますが、この時の経験や努力があったからこそ、今の商工中金があったと思いますし、これからの商工中金を楽しみに思える自分がいると思いますね。

TURNING POINT 03

2020~2021

本店営業部

お客さまと社員の双方を想い、
逆境に立ち向かう

再び逆境を力に変えるエピソードとなってしまいますが、コロナ禍への対応のために着任した融資相談センター次長での経験も、自分にとって大きなターニングポイントになったと思います。

この融資相談センターの使命は、東京都内と大阪府内の新規借入相談に一括して対応すること。未だ記憶にも新しいですが、当時は情勢が一気に変わったこともあり、各店舗には日々新規借入を申し込むお客さまの大行列ができているような状態でした。

あのような状況下では、色々と理不尽な出来事も起こるものです。寄せられる相談すべてに期待通りの返答ができるわけではありませんし、時には心を鬼にしてお断りを申し出なければならないこともあります。お客さまから厳しいお言葉をいただくことも多くありました。なるべく部下たちの負担が大きくならないよう、可能な限り自分が矢面に立つように動きましたね。

次長という管理職を経験して感じたのは、その使命の置き所の違いです。それまでは、極端に言えばお客さまの方だけを見て仕事をしていれば良かったのですが、管理職となってからは、社員の生命と財産をいかにして守っていくかということを考えていかなければなりません。自分の指示や行動一つで、部下たちの生活を脅かしてしまうこともある。そうした管理職としての責任感と、逆境の中でも挫けず前へと進んでいく肝の据わりを得つつ、これまでとは視座が大きく変わったことを実感した1年でした。

TURNING POINT 04

2023~

高松支店

上の立場に立つ者だからこそ、
感謝の気持ちを強く持ちたい

支店長になって強く感じるのは、感謝の気持ちです。お客さまへの感謝はもちろんですが、とりわけ社員への感謝の気持ちがとても強くなっているのを感じます。立場上、直接お客さまと向き合う機会は少なく、結果的にご挨拶にお伺いするだけで終わってしまうケースも多くあるのですが、そうした動きができるのも、社員一人ひとりが自身の職責を全うし、努力を重ねてくれているからこそです。

一つひとつの案件に対し、担当者はどのような提案を行ったのか、課長はどうフォローアップしていったのか、次長のアクセスはどういったものだったのか。それぞれが責任を背負い、正しい判断をするために心血を注いでいく。私自身もそうしてキャリアを積み上げてきたからこそ、その苦労が痛いほどわかりますし、トラブルのないいつも通りの日常を守っていくためには、計り知れない努力が必要なことも知っています。ある意味、私の支店長という立場は社員たちの頑張りによって作られていると言っても過言ではないかもしれませんね。だからこその感謝の気持ちであり、社員には可能な限り「よくやってくれた」と伝えるように心がけています。

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