経営課題が多様化・複雑化する現代、求められるのは柔軟かつスピーディなソリューション。商工中金はDXに取り組み、システムや働きかける組織の体制までも変革していくことで、時代とニーズの変化に応えていく。DX推進部の篠木悠介が、商工中金のDX戦略や目指す組織像について語る。
DX推進部(取材当時)
篠木 悠介
国内唯一の中小企業専門のフルバンクであり、裁量が大きく若手のうちから活躍できる点に惹かれて商工中金に入社。支店での営業や金融庁への出向、業務企画部、店舗・業務改革推進プロジェクトチームなどを経験する。2020年よりIT戦略室に所属し、2021年には体制が強化され、DX推進部へと名称変更。DX戦略の企画推進を担当する。
多様化・複雑化するお客さまの経営課題に、
迅速かつ的確にお応えするためにDXを推進。
—— なぜ今、商工中金のDX推進が求められるのですか?背景や経緯を教えてください。
中小企業を取り巻く環境変化のスピードは加速しており、それにともないお客さまの経営課題も多様化しています。このような状況下でお客さまの成長を支援していくためには、商工中金も常に変化していく必要があります。なおかつ、金融だけにとどまらず、売上拡大や生産性向上、人事、DX推進など、多岐に渡る経営課題の解決に向けた支援を展開しなければなりません。
多様化、複雑化する経営課題のご相談にスピーディにお応えするためには、担当者一人だけで対応するのではなく、各専門部署と連携して「ALL商工中金」で取り組むべきです。この体制を実現するためにも、全社でノウハウやデータを共有できる新たな営業支援システムを導入することになりました。DXを通して、お客さまの情報や課題、やりとりの履歴を共有し、全員でより良い提案につなげていくという体制づくりを目指しています。また、デジタルにおけるお客さまとの接点として法人ポータルを開設し、お客さまがオンラインで手軽に情報収集や手続きができる体制も整えていきます。
多様化、複雑化する経営課題のご相談にスピーディにお応えするためには、担当者一人だけで対応するのではなく、各専門部署と連携して「ALL商工中金」で取り組むべきです。この体制を実現するためにも、全社でノウハウやデータを共有できる新たな営業支援システムを導入することになりました。DXを通して、お客さまの情報や課題、やりとりの履歴を共有し、全員でより良い提案につなげていくという体制づくりを目指しています。また、デジタルにおけるお客さまとの接点として法人ポータルを開設し、お客さまがオンラインで手軽に情報収集や手続きができる体制も整えていきます。
ナレッジを全社で共有し、
データを活用したマーケティングを。
—— DX推進部が取り組んでいる具体的な取り組みについて教えてください。
営業支援システムを刷新し、全社的に顧客情報やナレッジを共有できる仕組みを導入していきます。営業が日々の活動をシステムに入力すると、誰もがその情報にアクセスできるようになる、というイメージです。たとえばある業界の成功事例を知りたいと言う場合、これまでは人づてに事例をヒアリングしなければなりませんでしたが、新システムなら検索して速やかに事例を探せるようになります。また、蓄積した情報はデータとして活用できるようになり、今後はデータ活用チームを拡充し、データドリブンマーケティングの実践に向けた体制づくりにも取り組みたいと考えています。
新たに開設するお客さま向けの法人ポータルは、いつでもどこでもオンラインで商工中金のサービスが受けられるビジネスプラットフォームです。商工中金のサービスを探したり、申し込みや各種手続きなどが簡単にできるようになったりと、利便性向上につながります。また、法人ポータルでのお客さまの行動履歴を確認できるシステムとなっているため、営業はポータル上で受け付けた悩みや課題に対して深い提案ができるようになります。どちらも、お客さまにはより良い価値を提供し、職員は業務効率化もはかれるシステムとなっています。
新たに開設するお客さま向けの法人ポータルは、いつでもどこでもオンラインで商工中金のサービスが受けられるビジネスプラットフォームです。商工中金のサービスを探したり、申し込みや各種手続きなどが簡単にできるようになったりと、利便性向上につながります。また、法人ポータルでのお客さまの行動履歴を確認できるシステムとなっているため、営業はポータル上で受け付けた悩みや課題に対して深い提案ができるようになります。どちらも、お客さまにはより良い価値を提供し、職員は業務効率化もはかれるシステムとなっています。
顧客満足度向上と業務効率化で、
より一層価値を提供できる組織に。
—— DXを推進することで、商工中金はどのように変わっていくのでしょうか?
お客さまにとって、より身近で頼りになる存在になれると考えています。たとえば、手続きやお申し込みはオンラインでいつでも行うことができ、ビジネスマッチングや財務診断をはじめとするサービスを、今まで以上に効率的に受けることが可能になります。また、全国の営業店や本部でナレッジやデータの共有を進めることで、高い専門性が求められるご相談でも協働しながらスピーディに提案につなげることができます。
これらのシステムは業務効率化にも寄与します。職員の生産性が向上し、在宅勤務がさらに利用しやすくなるなど、ワークライフバランスの充実にも期待できるでしょう。DXで多様な人材がより一層活躍しやすくなると考えています。
ただし、システムを導入するだけですべてが変わるわけではありません。システムを変革した上で、組織の振る舞い方や職員の役割などを見直し、働きかける体制面の変革も求められます。システムを十分に活用し、お客さまへの価値提供を最大化するためにも、教育体制の構築も必要だと考えています。
これらのシステムは業務効率化にも寄与します。職員の生産性が向上し、在宅勤務がさらに利用しやすくなるなど、ワークライフバランスの充実にも期待できるでしょう。DXで多様な人材がより一層活躍しやすくなると考えています。
ただし、システムを導入するだけですべてが変わるわけではありません。システムを変革した上で、組織の振る舞い方や職員の役割などを見直し、働きかける体制面の変革も求められます。システムを十分に活用し、お客さまへの価値提供を最大化するためにも、教育体制の構築も必要だと考えています。
—— 最後に、就活生の皆さんにメッセージをお願いします。
DXで導入するシステムは、あくまでツールにすぎません。商工中金が企業支援のプロフェッショナル集団であり続けるためには、時代に合わせて変化していくことが必要で、システムはその手段なのです。ですので、もっとも大事なことは「企業の成長を支えていきたい、日本経済に貢献したい」という志を持つことです。商工中金には、様々なお客さまに向き合っていくことで、知識はもちろん、分析力、思考力、判断力、コミュニケーション力が磨かれていく環境があります。熱い志を持っている皆さんと一緒に働けることを、心から楽しみにお待ちしています。
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