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CROSS TALK

キャリアサポート部長
D&I推進部長

組織の変革を楽しむ姿勢で、
企業の未来を支える
人材へと成長して

2018年の中期経営計画を皮切りに、未来志向の構造改革に取り組んでいる商工中金。組織の多様性を高め、イノベーションを巻き起こすためにも、キャリア入社者の力を求めています。働きやすい環境づくりのために、人事制度や研修制度の改革に取り組んでいるキャリアサポート部とD&I推進部の部長に、商工中金が目指す組織の在り方、そしてキャリア入社者に期待することについて語ってもらいました。

  • 佐野 吉浩
    佐野 吉浩 1992年入社
    執行役員
    キャリアサポート部長
    (現:執行役員
    営業店サポート部長)
  • 早川 美佳
    早川 美佳 2019年キャリア入社
    執行役員
    D&I推進部長
TALK 01

なぜ、商工中金はキャリア入社者を求めるのか?

佐野
1936年に商工中金が創立されてから80年以上、採用は新卒一本でした。プロパーの組織集団は団結力が強く、お客さまのために同じ目標に向かってまい進できるという強みがあります。一方で、同質性が高く組織の多様性という面に課題を抱えていました。イノベーションが求められる時代に、よりしなやかな組織へと生まれ変わるためにも、中期経営計画を発表した2018年からキャリア採用を強化することとなりました。
早川
私は2019年にキャリア入社したのですが、その中期経営計画に記載されていた「未来志向の構造改革」というキーワードに惹かれて転職を決めました。多くの金融機関は昭和・平成以降、合併などで組織改編が繰り返されてきました。それにともない、ダイナミックな人材流動が起きましたが、商工中金は創立以来単一の組織体でできています。キャリア入社者の皆さんには、当金庫で活躍して組織に新たな風を起こしていただくことに期待しています。
佐野
その通りですね。キャリア入社者の皆さんは、企業理念に共感しつつも決して商工中金に染まることなく、他社で培った知見を広めていただきたいと考えています。
早川
2022年3月、「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする」という企業パーパスを策定しました。中小企業に対してお役に立てるソリューションをご提案する。これが、企業の未来を支えることにつながると信じているからです。そして、日本を変化に強くするためには、私たち自身が変化に強くなければなりませんし、変革していく人材でなければなりません。
佐野
お金を貸すことが銀行だと思われていますが、役割はそれだけではありません。私たちは金融という枠に留まらず、CSRやSDGs、サステナブルな取り組み等を確立し、社会の一員としての責任を果たす企業になることを目指しています。そして、人の力で勝負すること。そうすることでお客さまに選んでいただき、最高のサービスを提供できる組織になることを目指しています。
TALK 02

自律的なキャリア形成を支援し、
商工中金の使命を果たす

佐野
商工中金の使命は中小企業の発展ですが、これを成すことができるのは一人ひとりの職員です。当金庫が培ってきた高度な金融ノウハウとお客さまの立場にたったソリューション力を活かし、職員一人ひとりが自発的に学び、持てる能力を最大限に発揮することで、当金庫の使命を果たせるのです。キャリアサポート部は、会社の人的資本である職員を最大限に敬い、それぞれがwell-beingを感じられる環境を整備することが役割だと考え、自律的な人材の成長やキャリア形成を支援しています。
早川
D&I推進部は、自律した多様な個性や能力を持つ一人ひとりの職員が、その能力をいかんなく発揮できる組織になるよう、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。22年4月にD&I推進部発足と同時に人材育成の機能も当部に包含いたしました。同時に旧「研修室」は「人づくり支援室」へと名前を変え、知識を習得する座学中心の研修体系から、お取引先のニーズにしっかり対応する人材育成へと大きく方向転換しています。
佐野
人生100年の時代、リスキリングが必要不可欠ですからね。次の自分の実現に向けて、中堅・ベテランになってからも学び続けられる環境を構築していきます。キャリアサポート部では、部のメンバーが全国に出張する等により、職員と直接面談するキャリアミーティングを実施してきました。職員が自らのキャリアを考える機会をつくり、その目標を達成するためのサポートに注力しています。多くの職員が自分自身のキャリア形成に向けて考え、対話してくれるようになってきたと思います。
早川
経営層とフラットに意見交換できるのも商工中金の特徴ですよね。社長は就任以来全国をまわり、営業店や部門の職員との対話に注力しています。コロナ禍でなかなか現場に足が運べなくなり、21年11月から2月にかけ、全国の営業店、本部部門のすべての現場とWebでの意見交換会を開催、職員からの様々な質問にすべて社長がていねいに回答しました。また、新入社員からシニアスタッフ、パート職員、どのような立場の人からも直接社長にメールを送ることもできるんです。経営に取り入れるべき意見があれば、完全に匿名にした上で関係部等に共有、提案されて、現場の改革につながることもあります。
佐野
キャリア入社者の皆さんからも、多くの意見があげられていますね。他社での経験を活かし、当金庫の課題を指摘していただくのは大歓迎です。商工中金の良いところは残し、悪いところは削る。そして、より強い組織へと変革させたいと考えています。
TALK 03

一人ひとりの職員が自分なりの幸せを見つけ、
お客さまも幸せにできる組織に

早川
D&I推進部として行う取り組みは、一見すると当金庫の職員のために行っているように見えるかもしれません。しかし職員一人ひとりの成長や幸福は、彼らの仕事にも大きな影響を与え、結果的にお客さまの満足や幸福にもつながるものだと思っています。自分たちが幸せになることで、関係する人たちすべてを幸せにすることもできるようになる、そんな組織を目指していきたいですね。
佐野
またその幸福の在り方についても、多様性を認められる会社でありたいとも思っています。100人いれば100通りの考え方があり、それらすべてを建設的に受容し共感し、一人ひとりの仕事や日々の生活の充実が実現できるのが、私たちが目指さなければならない組織の姿と言えるのではないでしょうか。そういう意味では、組織としての想いや考えに共感はしつつも、個人個人は会社に染まってしまわないで欲しいと考えています。
早川
当金庫はあくまでも箱であり、そこでの動き方や活躍の仕方は自由、というのが理想の姿なのかもしれません。皆さん一人ひとりが持っている個性や能力は唯一無二のものであり、それを活かせないことのデメリットは計り知れません。だからこそ、多様性を認め合える組織になる必要があるのでしょうね。
佐野
一方で、過度にサポートしすぎたり、好き勝手を許してしまったりしてはいけないとも思っています。良いところは学び伸ばしつつ、悪いところはしっかりと指導する。こうしたメリハリを持たせることも大切になってくるのではないでしょうか。まずは何より、当金庫自身がキャリア採用というものに馴染んでいくことが大切ですね。
TALK 04

組織を変える志を持ち、本気でぶつかってきてほしい

早川
商工中金のパーパスである、「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする。」。この想いに共感できる人に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
佐野
当金庫は変革の真っ最中ですから、むしろ他業種・他職種からの入社の方が、個性を活かせるシーンも多いかもしれませんね。パーパスを共有しつつも、自分なりのやり方や考え方で組織を変えていくんだという気概を持ってくれれば、この変革をより楽しめるのではないでしょうか。
早川
私自身、金融業界以外からの転職で銀行業務に関しては、まったくの未経験からの入社でした。さまざまな戸惑いもありましたが、周囲の手厚いサポートや変化を恐れない組織の姿勢があったからこそ、今の自分があると感じています。いわゆる政府系や銀行系という言葉にイメージされるような、お堅い雰囲気はありませんから、まずは一度当社にエントリー頂き、採用担当とお話し頂き、その雰囲気だけでも感じ取っていただきたいですね。
佐野
長く一つの組織にいると、本来課題であるはずの部分を課題と感じられなくなってしまうことも珍しくありません。そういう意味で、早川さんのような外からの目線で問題提起してくれる人は、とても貴重な存在なんです。これまで新卒採用一辺倒だったからこそ、これからのキャリア採用は新卒採用と同様にしっかり取り組んでいきます。私たち職員一人ひとりが目指す姿に向けて本気でぶつかっていくので、ぜひ皆さまにも強い心意気をもって参画していただきたいと思っています。
早川
私自身転職をしてきて強く実感したのですが、商工中金には志高く、中小企業や日本の未来を支えたいという気持ちを強く持った優秀な人材が揃っています。そうした優秀な人材が、ここで働いて良かったと思える環境を私たちも精いっぱい努力してつくっていきますので、少しでも興味をお持ち頂けた方は金融業界の経験有無を問わず、エントリーをお待ちしております。ともに、新しい時代の新しい商工中金をつくっていきましょう。

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