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PROFILE

Yasuo Funabiki

DE&I 推進部 部長
1997年入社/商経学部卒

TURNING POINT 01

1997~2002

尼崎支店

阪神淡路大震災で被災し、
危機時にこそお役に立てる
仕事に就きたいと思った

最初に訪れた人生の転機は、入社前のこと。大学2年生の時に、阪神淡路大震災に被災して家が全壊するという被害に遭いました。私の家族はなんとか無事でしたが、小さい頃に遊んでもらった両隣のご家族は亡くなってしまったんです。3か月の避難所生活も過ごし、学生ながら「生きていたら後は何もいらない」という境地に至りました。

震災直後の神戸の街はまさに焼け野原のようでしたが、徐々に高速道路やビル、インフラが復旧。街並みが復興していくのを目の当たりにして感動し、社会貢献性の高いインフラやゼネコン企業への就職を目指すようになりました。

そして、また転機が訪れました。就職活動で商工中金のリクルーターに出会ったのです。商工中金はインフラやゼネコンに限らず、すべての業種に対して復興支援できるという話を聞き、危機時により広くお役に立てるのはここしかないと思い入社を決めました。

初任地である尼崎支店では真面目に真摯に仕事に向き合う姿勢を学び、お客さまや上司・同僚の期待に応えるべく日々精進しました。

TURNING POINT 02

2015~2022

甲府支店・下関支店

地域で暮らし、
働くからこそ生み出せる
商工中金らしいイノベーション

初めて管理職となり甲府支店に着任した直後、制度融資の不正事案が発生しました。次長という立場で全件調査する必要があり、ゴールデンウィークも休日返上して対応。心も体もハードな日々を送っていましたが、お客さまである経営者の方々から「頑張って」「応援している」と温かい言葉をかけていただき、改心すれば商工中金は立て直せると肌で感じたことをよく覚えています。

そして、不正事案以降に入社した社員には絶対に同じ思いをさせてはいけないと考えました。コンプライアンスを遵守し、パーパスとミッションを掲げて真摯に仕事に向き合う企業になるターニングポイントであったと思います。

また、甲府支店ではワイナリーのお客さまが多かったこともあり、白ワインの勉強に熱中しました。後に赴任する下関支店では、コロナ禍で外出できなかったため、白ワインのマリアージュ大研究を実施。下関名産のふぐが甲府の白ワインに非常にマッチすることを発見しました。

取引先のホテルや高級旅館に提案したところ、料理長やソムリエからもお墨付きをいただき、ビジネスマッチングができると確信。旅館とワイナリーをマッチングし、下関に行けば甲府のワインが飲めるという新たな名物づくりに貢献できました。全国転勤があり、各地域の特色をよく理解しながら経験を積める商工中金だからこそ実現できたイノベーションだったと思います。

TURNING POINT 03

2020~2022

下関支店

社長の情熱に感銘して
スタートした、
地域を変化につよくする
大規模プロジェクト

コロナ禍で支店長として着任した下関支店では、さまざまな経験に恵まれました。特に印象的なのは、山口大学発のスタートアップ企業による、国内最大級の木質バイオマス発電プロジェクト案件でした。

地域の空き地を有効活用しながら、下関市全域をカバーする電力をまかなうという大規模なプロジェクト。地域人口が減る中で、経済の維持は喫緊の課題であり、新エネルギーの工場を建設するのは大変意義深い取り組みだと感じました。しかし、プロジェクトの総額は400億円超。スタートアップ企業のため資産もなく、支援したいけど難しいというのが第一印象でした。

そんな私の心を動かしたのが、社長の熱い気持ちでした。「スタートアップ企業は担保になる資産も自己資金も乏しいです。しかし、夢と情熱とアイディア、そして地域への愛は誰にも負けません」と伝えられました。

地域創生のためには、グリーントランスフォーメーションなどの新たな事業に対するサポートが必要不可欠です。そして、日本を変化に強くするためには、地域を変化に強くしなければなりません。また、当案件は商工中金が注力するイネーブラー事業の趣旨に合致した取り組みでもありました。難易度の高い案件ではありましたが、地域の未来と社長の情熱を信じて支援を決断しました。

そして、ソリューション事業部や融資部などと連携し、約1年かけてストラクチャーを構築。時には社長と激しい交渉をしながら支援のスキームを固め、プロジェクトをスタートさせることができました。社長の熱意と我々の想いが共鳴し、全社一丸で取り組んだからこそ実現できた案件だったと思います。

TURNING POINT 04

2022~

DE&I 推進部・人づくり支援室

社員一人ひとりの強みを
伸ばすことが、
VUCA時代の組織には必要不可欠

入社25年目、家族が病気を患ったことを機に、「健康に過ごすことがすべての大前提である」と改めて実感しました。そして、DE&I 推進部と人づくり支援室に着任してからは、社員が健康にいきいきと働ける施策の実施に取り組んでいます。

2023年度からは研修制度を大幅に見直し、企業内大学「人づくりカレッジ(ヒトカレ)」を創設。従来の研修は銀行業務のテクニカルスキルを学ぶ講座が中心でしたが、ヒューマンスキルの講座の占める割合を4割まで拡充しました。

ヒトカレのベースになったのは、下関支店時代に訪れた萩市での経験でした。萩市は、松下村塾を主導した吉田松陰の出身地です。日本の教育の原点である寺小屋を訪れ、「人と比べず、自分のいいところを伸ばす」という理念を学びました。この理念に共感し、商工中金の教育体制を再構築。人間力を身につけながら社員の強みを伸ばし、自分の持ち場で個性を発揮してほしいという願いを込めました。

選択型講座は、原則いつでも誰でも手を挙げれば参加可能です。少し先の未来には何が起こるか分からないVUCA時代においては、自ら考え自律したキャリアを描くことが重要になります。自分が興味のある分野の講座を受講し、一人ひとりが強みを伸ばすことで、商工中金の組織力はより強固になっていくと信じています。そして、従来の延長線上ではない新しい発想に基づくサービスを展開し、社会の役に立ち続ける組織でありたいと思います。

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