レポート

【新中期経営計画特集】職員のアイデアで決まったパーパスは、職員自らの手で広めていく。

2022年3月、商工中金は企業理念を刷新し、パーパスを制定した。そして、今後の商工中金の指針となるパーパスを全職員が自分ごとと捉え、行動につなげていくための役割を担うのが、ファシリテーターである。そんな商工中金のファシリテーターたちに、どのような想いを抱いて活動しているのか、意気込みや商工中金に期待する未来について語ってもらった。

千葉支店 営業課長

矢部 彰太

キャリア採用で2018年に商工中金入社。経営ビジョンのアイデア募集で、チームメンバーとともに企業理念の見直しを提言。

さいたま支店

鈴木 麗奈

2022年に商工中金入社。2023年の営業窓口デビューを目指し、現在ジョブローテーション中。

資産サポート部 主任調査役

平田 隆史

2008年入社。本店営業部、金沢支店で営業窓口として活躍後、現在は資産サポート部でリテール業務を統括。



商工中金の未来を思い描き制定したパーパス。
全職員が共通の志を持つために、私は活動する。

—— 矢部さん、商工中金がパーパスを制定した経緯を教えてください。

矢部
矢部
2020年に、商工中金の将来を見据えた経営ビジョンのアイデア募集がありました。そこで、私のチームは商工中金が変革するために、理念ベースで組織を変えていくことが大切だと考え、企業理念の見直しを提言しました。その提言が採択されたことがはじまりです。そのあとは年次も立場も違うメンバーで、商工中金のあるべき姿や未来像について議論して、パーパスを言語化していく作業を行いました。メンバー一人ひとり、仕事に対する想いや価値観、重要視していることが異なり、とても刺激的な経験ができたと感じています。特に入社1年目のメンバーの発言は、「自分が社会のために何ができるか」という純粋な視点に立ったものが多く、商工中金の仕事の原点を改めて思い起こされた気がしました。その後は、全職員での議論を経て2022年3月にパーパスミッションが決定しました。

—— パーパスのファシリテーターに立候補した理由を教えてください。

矢部
矢部
パーパスを制定する社内チームに参加したことがきっかけです。パーパスが決定したあとも、パーパスを起点に職員全員が同じ想いを持ってお客さまや仕事に向き合えるようにしたいと考えて、ファシリテーターにも立候補しました。何もないところからアイデア出しをして形にしたパーパスを、全職員に自分ごととして捉えてもらうために何をすべきなのか。今回ファシリテーターとして参加した皆さんが真剣に考えてくれている姿を見て、純粋に嬉しかったです。ワークショップを通して、私たちのチームが生み出したパーパスが会社全体に広がっていき、組織が変わっていくことにワクワクしています。
平田
平田
これまで、パーパスや組織構造というものを知識としてインプットする機会は多かったのですが、アウトプットする機会はありませんでした。そんななか、今回パーパスのファシリテーターを募集するという話があり、チャレンジしました。
鈴木
鈴木
面白そうだったからです! 自分が変化するなかで、会社も一緒に変わっていけたらいいなと思って、応募しました。

—— 鈴木さん、平田さん、本日のワークショップはどうでしたか?

鈴木
鈴木
私は社長と入社5年目の方、入社31年目の方と一緒にグループワークをしました。それぞれの価値観の違いに驚きを覚えましたが、考え方が少し似ている部分もあって、共感することが多かったです。
平田
平田
私のグループは、よりフラットな立場で話せるよう、あえて年次などは公表しませんでした。他の方の考えを聞いたり、自分の考えと皆さんに伝えることでかなりの気づきがありました。今は本部の企画セクションにいるんですが、どうしても予算や制限となることが最初に頭に浮かび、「あぁ難しいな」と考えてしまうことがよくあります。今日のワークで若い方々と話をするなかで、「とにかくやってみよう」という発想に触れ、改めて初心に帰ることができました。

—— 鈴木さん、ワークショップを通じてご自身の価値観や考えに変化はありましたか?

鈴木
鈴木
もっと自分のことを知ろうと考えるようになりました。自分の考えを外に出すことで周囲の方とより深く理解しあえ、お互いの力をあわせながら社会を少しでもよい方向に変えることができると今回のワークショップを通じて学びました。なので、自分のことをまずはしっかり考えられるようになりたいと思います。

—— 平田さん、矢部さん、パーパスをきっかけに、商工中金はどう変わっていくと考えていますか?

平田
平田
よりチャレンジできる機会が増えるんじゃないかと思いました。今までですと、失敗を恐れるという雰囲気もあったかもしれません。これからは、トライして、失敗して、その繰り返しでどんどん色んな物が出来ていく、そして変化につよくなるということが実現する企業になると感じました。
矢部
矢部
時代や環境が変化し、今までのビジネスモデルや考え方を続けるだけでは行き詰ってしまうのではないかという危機感が、パーパス検討当初からありました。パーパスは「私たちがなぜいるのか」「何のために働いているのか」という原点の志を言語化したものです。この志を職員全員が共有し、ボトムアップで商品や社内ルールなどを時代にあった形に変革していく必要があると考えています。自分たちが社会にどう影響を与えていきたいか、という純粋な起点を根底に持っていれば、これから先、より良い会社になっていくのだと思います。

—— ファシリテーターとしての意気込みを教えてください。

鈴木
鈴木
参加されるメンバーの皆さんが自分のことをしっかり考えて、自分の本音で会話できるような空間をつくれるファシリテーターになりたいです。
矢部
矢部
経営ビジョンで一緒に活動したメンバーが目指した想い、そして一緒にブラッシュアップしてきたメンバーやファシリテーターの皆さんの想いを受け止め、会社がもっと良くなるよう、人一倍頑張りたいと思います。

—— 平田さん、これから変化していく商工中金を志望する学生の皆さんに向けてメッセージをお願いいたします。

平田
平田
商工中金はこれからより一層ワクワクするような金融機関になってくると思います! ぜひ一緒に働きましょう!
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