投資事業室は、その名の通り投資業務によって企業の成長をサポートする、商工中金における新事業を推進していくための部署です。私はそこの立ち上げメンバーとして採用され、外部機関との連携や業務の多様化、人材育成などを通して部署の基礎作りに携わりました。現在は投資事業室室長として、営業店の職員との日々の会話を通じてお客様のニーズに対応しながら、さらなる業務の拡大や部署として体制強化を向けて、プレイングマネージャーとして日々邁進しています。
前職では、官民ファンドのプロジェクトマネージャーとして数多くの投資案件に携わってきましたが、そうした経験を活かしつつ、商工中金として新たなお客さまサポートの仕組みを作っていけるのは、とても刺激的ですね。商工中金にはこれまでの歴史の中で培ってきたお客様との強固なリレーションとポテンシャルがありますから、それを自らの手でお手伝いしながら開花させていく作業は、とても意義のあることです。
まだまだ新設の部署であり、整っていないことも多いのですが、優秀なメンバーと共に議論し、試行錯誤し合う日々に、高いモチベーションを感じています。
長い歴史を持ち、その中で唯一無二の文化と伝統を築き上げてきた組織でありながら、私のようなキャリア入社者に対しても分け隔てをすることなく、新たなチャレンジをさせてもらえる。こうした多様性を尊重する環境で働けることこそ、商工中金で働く一番の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
またお客さまからの信頼も厚く、深く懐に入り込み、建設的に話を進めていくことができるのも、商工中金ならではの強み。自身の努力やアイデアで、お客さまの経営を強力にサポートしていくことができるため、能動的に次のアクションを考えていくことができますね。
実際、お客様からは「ぜひ、商工中金に」と当金庫名でご相談を受けることがすごく多いですよ。
部署としての歴史はまだ浅く、いわゆる無い物だらけの環境ではありますので、じっとしていることは必然的にできません（笑）。次に何を創るべきか常に考えていますし、考えることが楽しく、少しずつ力を増していく部署やメンバーの様子を見るのは大きなやりがいにつながっています。人生100年時代と言われる今、マネジメントの在り方は専門性を活かして自らが動きリードすることが求めらますし、私自身もプレイングマネージャーとして、これまでの経歴の中で培ってきたスキルを活かしつつ、新たな力も磨いていきたいと思います。
メガバンク、コンクリート会社、大手コンビニエンスストア、その他メーカーなど、さまざまな業種・職種を経験してきました。そうした中でも、今の仕事で活きていると感じるのは、前々職である大手リース企業でのサービサー業務と、前職である政府系官民ファンド機関での投資業務です。
サービサー業務を行っている際、全国の金融機関に営業に行ったものですが、そこで地方の金融課題を目の当たりにし、地域に根差す中小企業のサポートをしたいという想いを強く持ちました。そこから政府系官民ファンド機関に転職し、投資業務を実践を通して深く学んだからこそ、現在の投資事業室室長という職責を全うできているのだと感じます。
改めてこれまでの社会人人生を振り返ってみると、山あり谷ありで、決して順風満帆だったわけではありません。どちらかというと失敗の方が圧倒的に多かったです。しかし失敗や苦労もたくさんしたからこそ、今の基礎体力を得られたとも感じています。そう考えると、無駄な経験というのは一つもないと言えるかもしれませんね。
前職の政府系官民ファンドは期限付きの組織だったため、ここで得た経験を活かせる環境を新たに見つけなければと思っていた時に出会ったのが、商工中金でした。
商工中金は歴史と伝統を持った組織であり、包み隠さず言えばいわゆるお堅い会社だと思っていたのですが、面接などを通して話を聞いていくうちに、新しいことにも積極的に挑戦していく柔軟な組織であるということがわかってきました。加えて、私のこれまでの経歴を熱心に聞いてくれたばかりか、その経験を活かせる新たなポストまで用意してくれたんです。外部から来た人間に、ここまで大きな裁量を与えてくれるなんて、商工中金の熱意には正直驚かされましたね。
本気で変わろうとしている商工中金。そうした環境の中で自分の力を活かしてみたい。大きな変化の波を、一緒に感じてみたい。そう素直に思えたことから、転職を決意しました。
企業の経営にしっかりと入り込んで、人々の助けになりたいという想いを強く持った方が多いと感じます。一人ひとりが高い使命感を持ち、お客さまを真剣にサポートしたいという気持ちが強くあふれているからこそ、他には真似できないお客さまからの厚い信頼を獲得できているのではないでしょうか。
一方で、長い歴史を持つからこそ、凝りかたまってしまっている部分もあるとは思います。しかしこれらは、見方を変えればまだまだ変革できる余地が残されているということでもあります。こうした固い部分に新しい風を吹かせ、変化に柔軟に対応できるようになり、より強力な組織へと育てていくこと。これこそが、私のようなキャリア入社の人間に与えられた使命であるとも思っています。
商工中金の良いところは残しつつ、外部から良い意味で異質な存在を入れていくことで、相乗効果を生んでいく。そういう意味では、今の商工中金は大きな変化の真っただ中であり、とても強い刺激がもらえる環境になっていると思います。
まずは私たちの部署の使命である、投資事業の拡充を目指しています。お客さまの財務や資本構成におけるさまざまな課題を真に解決できる金融機関になるため、できうる対策はすべて出しつつ、実行に移していける組織にしていきたいですね。
そうしてお客さまをサポートするのはもちろんですが、その一方で当金庫の職員に対しても、投資事業を魅力に感じてもらえるようにしていきたいと思っています。先ほども申し上げた通り、商工中金には高い使命感を持った優秀な職員が揃っていますから、彼らが投資を新たな武器として、お客さまにより大きな価値を提供できる存在へと成長してくれると嬉しいです。
金融機関が扱う一つひとつの商品は、基本的にどこも同じ内容のものです。だからこそお客さまは、その商品を扱う「人」を見るのです。商品力ではなく、人間力で戦う世界と言っても良いでしょう。商工中金で働くことによって、ともに高い見識と使命感を持った、多くの方から求められる人材を目指していきましょう。
