商工中金の強みとは

若手に任せて可能性を広げる

丸岡 靖

Yasushi Maruoka

課長 2002年入社
大阪支店
営業第三部
第三課
(現 那覇支店 次長)

商工中金に興味を持った理由は、中小企業向けの金融を専門に扱っているという明確な特徴があったから。そして、面談した職員たちがみんな仕事について楽しそうに語る姿を見て、入社を決意。東京の押上支店、熊本支店を経て、中小企業大学校へ出向して中小企業診断士の資格を取得。その後、上野支店で営業課長に。大阪支店を経て、現在は那覇支店で次長として支店全体のマネジメントを行っている。
※掲載内容は大阪支店 営業課長当時のものです。

若手たちに気持ち良くアタックを打たせる

課長としての私の役割は、若手の営業窓口はスキルが不足しているケースもあるので、そのサポートをすること。バレーボールにたとえると、営業窓口がアタッカーならば課長はセッターのような存在だと考えています。課長になりたての頃は自分が担当していたお客さまを後輩に引き継いだので、つい自分でアタッカー役までやってしまうこともありました。自分がお客さまのことをよく知っているという自負があり、その方が早いと考えてしまったから。しかし、次の支店に異動してからは、メンバーの営業窓口の方がお客さまをよく知っています。そのため、現在は一歩引いて若手の裁量権を尊重するようになりました。課長として一番重要なことはアタッカーである営業窓口が気持ち良くアタックを打てる環境をつくることだと思っています。

若手の裁量権の源泉はお客さまへの思い

一見、財務データだけ見れば融資が難しそうなお客さまでも、事業の可能性をしっかり評価して融資にこぎつける。商工中金の多くの営業窓口が持つエピソードです。私自身もそうしたお客さまが新技術を用いた設備を導入する際に、徹底した情報収集や業界動向の分析を通じて将来性を精査し、融資を実現した経験があります。その一歩目はお客さまをよく知ることですが、一番近くでその生の声を聞いているのは担当している営業窓口であり、若手とベテランの区別はありません。商工中金には担当者の意見を重視する文化があり、それが若手の活躍につながっています。もちろん最終決定は支店や本部が下しますが、あくまで融資の第一歩は営業窓口が「自分は融資や支援がしたい」と意思表示をすること。それが起点となって物事が動く。裁量権の源には、お客さまのために何とかしたいというそれぞれの強い思いがあるのです。

能力ある若手たちが中小企業を支える

実際、私が課長を務める課のメンバーが取引が難しそうな案件を持ち込んだときでも、誰が見ても融資が不可能なケースを除けばメンバーの意見を頭から否定することはしません。例えば、手元資金が潤沢にあり、融資のニーズはない新規取引先に対して、目先を変えて事業承継のソリューションを提供したらその後の取引が大幅に拡大したケースがありました。また、新規事業へ乗り出そうとしている企業への融資が成功し、その後、その事業とともに取引も拡大したケースもあります。これは私にはできなかった事例だと思います。私たちの課ではダイバーシティ(多様性)をテーマにしています。各メンバーにはそれぞれ個性があり、それぞれが違う見方をするからこそ可能性も広がります。課長が自分の指示に従わせてばかりでは結果は私の力量の範囲にとどまります。各人が個性を発揮するからこそ成果が挙げられるのです。そうやってメンバーたちが成果を挙げていくのを見るのが課長としての喜びです。

丸岡靖が生み出す強み

若手が働きやすい環境を作ることで、より多くのお客さまに質の高いサービスを提供する。 若手が働きやすい環境を作ることで、より多くのお客さまに質の高いサービスを提供する。

百戦錬磨の社長たちとの真剣勝負を経験し、豊富な経験と高い問題解決能力を持つ人材が日本中で中小企業を担当し、質の高いサービスを平等に提供する。そのために、課長 丸岡は若手が働きやすい環境を創り出し、個性を発揮して活躍する機会を与えているのだ。

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