営業窓口の経験を基に、 融資手法とシステムを構想する

総合職/本部 2001年入庫 / 組織金融部 主任調査役 畑田 裕也

環境の変化や顧客ニーズに合わせ、柔軟に考えることが必要

中小企業のための金融機関である商工中金では、環境の変化や多様化する顧客ニーズに応えるためにさまざまな融資制度を企画しています。たとえばリーマンショックや東日本大震災、円高の際には、新たな融資制度づくりにいち早く取り組み、中小企業の資金繰り安定を支援してきました。また一方で、シンジケートローンや債権流動化、ABLといった金融手法の開発にも取り組んでいます。時には営業店からの要請を受けて、特定の融資案件のために制度を企画することもあります。そのようなセクションで私が担当しているのは、融資を決定・実行・事後フォローするために必要なルールを定める仕事です。実際の融資業務では多くのプロセスを踏みます。その中で見直しが必要な要素があれば、内部データや法令などを調査して課題を洗い出し、それを解決するための業務フローやシステムの導入を検討。関係部署との調整や専門家からの意見聴取も行い、マニュアルを作っていきます。自らの発想で仕組みを改善していくので、お客さまや支店のニーズに貢献できる、というやりがいを感じることができます。

営業の努力を将来に繋げるためのシステムを構想する

私のもう一つの仕事が営業系のコンピュータシステムに関する企画です。金融機関にとってシステムの重要性は言うまでもありませんが、今後は営業の現場で情報をいかに管理・活用するかが競争力の差につながると考えています。現在取り組んでいるのが、顧客とのリレーションシップを高めるためのシステム開発です。営業窓口は日々お客さまを訪問して、さまざまな情報をキャッチします。財務関連のデータはもとより、経営者に関する情報や、ビジネルモデル、将来ビジョン、仕入・販売関係、経営再建方針など、ありとあらゆる情報が大切です。これまで、その場限りで失われていたかもしれない情報をシステムに蓄積し共有することで、お客さまへの最適な提案につなげられるようにしたい、と考えました。それを実現するために、どのようなシステムが必要なのか、営業店との意見交換を繰り返しながら、原案づくりに取り組んでいます。確かな方向性を打ち出すためには、当然ながらほかのセクションとの連携が欠かせません。それぞれに「自分ならこうしたい」という熱い思いがあり、議論しながら形にしていく仕事です。もちろん、システムは出来上がってそれでおしまい、というわけにもいきませんので、ユーザーである営業店にフル活用してもらえるよう、フォローを続けていきます。私が直接お客さまと会うことはないのですが、こうした仕組みを通じて、商工中金とお客さまとの関係がさらに近くなるよう、裏方として日々検討を重ねています。

周囲の協力で問題解決できたときの喜びは大きい

検討の過程で壁にぶつかることも少なくありません。新しい業務フローがうまく機能するのか、不安になることもあります。発生した問題に対する改善策がすぐに思いつかない。ほかの部署との調整がうまくいかない。苦しい思いをすることも多いですね。そんなときに発想を切り替えて別の方法を検討したり、多くの人の知恵を借りることで、解決の道筋が見えたときの喜びは大きいです。私の仕事はお客さまや営業窓口の業務を理解していないと、絶対にできない仕事。その意味では、川崎支店と新潟支店での営業窓口の経験は、自分にとって大きな力になっています。当時、あるお客さまからは「当社の役員になったつもりで担当してほしい」と言われたことがありました。たとえば決算書を見たら、良いところばかりでなく、悪い点をどんどん指摘して、何をすべきか一緒に考えてほしいということを求められました。光栄だと思うと同時に、金融機関の責任の重さを改めて感じましたね。ふたたび営業店に戻ったときには、本部で得た知識や考え方を活かし、現場ならではの業務改善を考えられると思います。それを再び本部にフィードバックすることで、商工中金全体を活性化させる。そんなスパイラルを生み出していきたいと考えています。

畑田 裕也
氏 名
畑田 裕也
部 署
組織金融部
入庫年
2000年
出身学部
経営学部卒

これまでのキャリア

2000年4月
川崎支店に配属。ジョブローテーションで預金業務や接客マナーを学ぶ。
2001年2月
営業企画課で契約書の作成、融資実行事務を担当。
2001年4月
営業窓ロとしてお客さまを担当。川崎という土地柄、担当先は大企業の協力工場である製造業者が中心。
2005年3月
新潟支店に異動。営業窓ロとして幅広い業種の企業を担当し、融資を中心としたさまざまなソリューション提供を経験。国内留学制度で経営コンサルティングの勉強も行う。
2010年7月
組織金融部に異動。シンジケートローン、債権流動化、委託代理貸付等の業務を経験した後、融資に関する方針・諸事項、営業系システムの強化に取り組んでいる。

休日の過ごし方

本部に異動してから、平日に外に出ることがなくなったので、休日にはなるべく陽の光を浴び、季節を感じるようにしています。特に3連休では国内のほとんどの場所に足を伸ばせますので、心身をリフレッシュするとともに、色々な土地についての知識を得ています。

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