新規ホテル建設への シンジケートローンを実現し さらにステップアップ

総合職 営業窓口 2009年入庫 /和歌山支店 営業第一課 調査役 大槻 哲也

「当社のためにそこまでしてくれるのか」

中堅職員となりステップアップしたいと感じていた私が、成長を実感できたのは、関西でビジネスホテルを運営するA社が、山口県に新たなビジネスホテルを開業させるにあたり、必要な資金の融資を行った案件でした。A社とは約6年間、新たな融資取引がなく、社長とは年に数回お会いするだけでした。その会社があえて商工中金に相談を持ちかけてくれた理由は、全国展開をしているので県を超えた案件で力になってくれそうだというものでした。お客さまからの相談は大きなチャンスです。商工中金には「まず現場を見に行く」という社風があります。お客さまの話を受けて、私もすぐさま山口に飛びました。まずは現地の商工中金の支店に相談し、建設予定地周辺のホテルの稼働率や客数などのデータを収集。建設予定地も視察したところ、集客が望める絶好の立地だと確認できました。そして、和歌山に戻ってすぐにA社に報告しました。すると社長は「当社のためにそこまでしてくれるのか」と、とても驚いた様子。そして、非常に喜ばれて、大型融資の相談が本格化してきたのです。私たちもお客さまの事業の将来性を評価して、支援をしたいという強い思いから融資の検討を始めました。

「商工中金だからできた」と感謝される

ホテル建設はA社にとって大きな決断で、本来ならメインバンクである地元のB銀行が融資するはずの案件です。しかし、地元以外でのプロジェクトへの融資は困難だとB銀行は判断。ただし、商工中金との協調融資ならば参加したいという意向を表明したのです。そこで商工中金が全体を取りまとめる主幹事として、シンジケートローンを組むことになりました。シンジケートローンとは、融資額が大きい場合などに活用される仕組みの一つで、複数銀行が協調して融資を行います。私自身は経験が浅かったため、本部の専門セクションであるソリューション事業部の力を借りて融資が実現しました。地方支店でもフットワーク軽く本部と組んで高度な提案ができるのが、商工中金の特長です。これまでもA社に対しては、新たな融資の実績を作りたいと考えて取り組んできましたが、今回の融資契約で、ようやく私たちの出番が来たという手応えを感じました。また、地元の銀行と協力して地域に貢献できるという点でも、やりがいを感じました。ホテルのオープンはまだ先ですが、「今回のプロジェクトは商工中金の協力がなければ実現できなかった」と社長に言われたことがうれしかったですね。この案件によってお客さまとのつながりも深まり、大きな仕事を成し遂げた達成感が得られました。

ソリューション提案が生き残りの鍵に

2017年4月からは、ビジネスソリューションアドバイザー(BSA)というポジションについています。ビジネスソリューションカンパニー(BSC)は通常融資とは異なるM&A、事業承継、海外進出、シンジケートローンなどのソリューション業務で、BSAはそれらの業務において、支店の他のメンバーに対する指導やアドバイスをする役割です。実際に案件の相談を受けるケースが増え、私自身もBSAになったことをきっかけに今まで以上にアンテナを高くして、情報収集を意識するようになりました。上司とは「これからの銀行は貸出だけでは生き残れないから、ソリューション提案への取組みが重要だ」という話をよくしています。商工中金は一人の営業窓口が、融資だけではなく融資に付随するソリューションも提供することができます。このスタイルが、今後さらに大きな強みとなっていくと考えています。しかし、その根本にあるのは、お客さまとの地道なリレーション作りです。可能な限り顔を出してお客さまの話を聞き、その懐に飛び込む。そして必要なタイミングで経営の相談に乗り、素早い情報提供や的確な提案をすることがとても大切です。私も最初は徹底できていませんでしたが、お客さまに叱られたり褒められたりを繰り返し、少しずつ身につけることができました。これからも「困った時に頼れる銀行」だと言われる存在になれるように努力し続けたいと思っています。

大槻 哲也
氏 名
大槻 哲也
部 署
和歌山支店 営業第一課
入庫年
2009年
出身学部
経済学部卒

これまでのキャリア

2009年4月
新潟支店に配属となり、契約書類の作成、貸出実行手続き、預金、為替事務などを担当。その後、営業課で稟議補助作業や実行関連事務、OJTによる同行訪問などを経験する。
2010年4月
営業窓口に就任。さまざまな業種のお客さまを担当し、日々訪問して面談を行い、融資や稟議作業に取り組む。
2013年8月
和歌山支店に異動となり、引き続き営業窓口として業務にあたる。2017年4月からはビジネスソリューションアドバイザーに就任。

休日の過ごし方

週末は3歳になる長男と公園へ。最近は、子どもが成長してストライダー大会に出場するなど楽しみが増えてきました。私の趣味はスノーボードですが、これから子どもと一緒にやろうと計画中です。

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