総合職座談会 -未来志向の取り組み-今を変える。未来をつくる。

商工中金は今大きく変わろうとしています。ビジネスモデルやそれを支える組織、そして職員たちの働き方やマインドも変わりつつあります。変化を生み出している職員たちの自発的な行動やその背景にある思いについて、3名の職員たちが語り合いました。

Profile

  • 橋谷田 航太郎Kotaro Hashiyada
    2009年入社
    本部
    法学部卒
    人事部
    ダイバーシティ推進室
  • 多胡 章子Shoko Tago
    2012年入社
    本部
    商学部卒
    人事部
    研修室
  • 衣川 由希子Yukiko Kinugawa
    2008年入社
    本部
    経済学部卒
    経営企画部
    未来デザイン室

新しい取り組みが動き始めている

多胡

今、商工中金が大きく変わろうとしている兆しが、社内のあちらこちらで見られます。その象徴となるのが、2020年4月に発足した未来デザイン室ですね。

衣川

そうなんです。未来デザイン室ができたきっかけは、以前私が人事部に在籍していた当時、何か新しいことに挑戦したいと考えた仲間が業務とは関係なく集まって、商工中金の新規事業を考えるビジネスコンテストを開催したことです。若手を中心にアイデアを出し合い、そのアイデアを事業化するための担当部署として発足したのです。

橋谷田

既存の業務にとらわれず、新しい事業やサービスを増やすのが目的ですね。そこから生まれた新たなサービスが「幸せデザインサーベイ」。中小企業の従業員の皆さまにアンケートを行って、中小企業の幸せ度を可視化し、従業員の皆さんが幸せに働ける職場づくり=幸せ経営をサポートするサービスですね。

衣川

「幸せデザインサーベイ」の事業化に当たっては、社内との調整も多く簡単ではありませんでしたが、絶対形にできると思って、仲間と一緒に必死で取り組みました。関根社長も応援してくださって、サービスとしてリリースできたときは素直にうれしかったです。

橋谷田

私は事業化までの一連のプロセスを見て、率直にすごいなと感じていました。どんな会社でも新しい取り組みを実現するのは骨が折れる仕事だと思います。その中で事業化を達成できたことは、衣川さんや周りの多くの皆さんの思いが重なり合ったからこそだと思います。

多胡

私も同じです。強い思いを持って取り組めば、人も会社も変わるということを証明してくれたので、社員の多くが心を動かされたのではないでしょうか。事業そのものはまさにこれからだと思いますが、社内で新しい挑戦が動き出したことに期待が膨らんでいます。

衣川

みんなの熱気が経営陣にも伝わった結果だと受け止めています。私は入社後に2年間アメリカ留学を経験してから、同じ仕事をするならもっと楽しく働いていいし、そのほうが絶対に成果も上がるという考え方に変わりました。その考えに賛同してくれた人がいて、最初のビジネスコンテストには60人ほどが参加。さらに全職員中4割もの人が投票をして、心のこもった応援のコメントもたくさん届きました。周りを巻き込めたのがよかったですね。

多胡

衣川さんがおっしゃるように、仕事をして楽しいと感じる場面や、こういう人に憧れるといった、キラキラした部分が社内でもっと増えればいいなと考えています。私はそうした働き方のイメージや人材像をつくりたいと思いながら、人材育成に取り組んでいます。

多様な社員が自分らしいキャリアをつくる

衣川

ダイバーシティ推進室も新しい部署の一つですね。

橋谷田

そうですね。ダイバーシティ推進室は、会社で働いているすべての皆さんが、さらに活躍できるようになることを目的に、2018年4月に発足しました。各支店でのヒアリングや、エリアを超えた社員同士のワークショップを通じて、商工中金の現状の把握や課題解決に向けた施策を行っています。各拠点での優れた取り組み事例を、社内のイントラネットで気軽にシェアできる取り組みも行っています。

衣川

発足後には全国を半年かけて回り、メンバーの声を聞くミーティングを開催したと聞いていますが、どんな印象を受けましたか?

橋谷田

全国の職員の皆さんの話を聞いて改めて感じたのは、やはり職員の一人ひとりにそれぞれやりたいことや思いがあるということ。そうした多様な人が、一人ひとり率直な意見を言えたり、楽しく働ける職場にしていくのはとても重要です。そうした思いもあって、「働きがい調査」というアンケートも実施するなど、社内のさまざまな声を聞いて、その意見を形にするために何が必要なのかを、経営陣に伝える取り組みを進めています。

多胡

まさにその「働きがい調査」のアンケート結果を受けて、人事制度の改革もスタートしました。アンケートから見えてきたのは、社員が自らのキャリアについて考えるチャンスをもっと増やし、人事部もそのサポートを強化する必要があるということ。アンケートの結果を踏まえて、新しいキャリアサポート体制を構築し、2020年秋にスタートしました。

衣川

自己申告制度で自分の希望をより詳しく記載できたり、キャリアを選択する際に、全部署全職種どこでも希望できるようになったことは、大きな変化ですね。

橋谷田

職員一人ひとりのキャリアプラン作成とその実現を、上司や人事部とともに考えていく「キャリアミーティング」という場が設けられたのも、良い変化だと思います。

多胡

それぞれの職員が自分自身で考えてキャリアを選択すれば、仕事が面白くなると思いますし、主体的に考えることで、新たな挑戦や提案がどんどんできると思います。それが自分の成長やキャリアアップにつながるはずです。

衣川

職員が主体的にやりたいことができる環境をつくる取り組みは、素晴らしいと思いました。自分がやりたいことや得意分野であれば、仕事へのモチベーションが上がるし成果も出ます。本人にも会社にも大きなメリットがありますね。

多胡

キャリアサポート制度はまだ始まったばかりで、そのためにどんな人材育成の仕組みをつくっていくか、これからが研修室の出番です。動き出せば、こんなことをやってみたい、挑戦したいという声が社内からも出てくるのではないかと期待しています。その「きっかけ」となる研修や仕組みを提供していきたいですね。

変わり始めた手応えを感じながら

多胡

ダイバーシティ推進室やキャリアサポート制度が誕生した背景には、商工中金の新たなビジネスモデルの実現に向けた取り組みがあります。お客さまの多様化するニーズに応えるためには、一人ひとりが主体的に変化に対応し、業務の中でチャレンジしていくことがとても重要です。

橋谷田

それに加えて、一人ひとりの意見が今まで以上に反映される環境づくりがしたいという思いもあります。変革の一環として、ダイバーシティ推進室では職員同士の対話を増やし、立場にかかわらず意見が言いやすい組織風土の醸成を目指しています。

衣川

未来デザイン室ができた背景も同じです。会社の未来を自分たちで変えたい、もっと楽しく働ける会社にしたいという思いがつながり、「みんなの声が、未来をつくる」というキャッチフレーズを掲げて、ビジネスコンテストを実施したのがきっかけでした。

多胡

衣川さんは会社の変化を感じることがありますか?

衣川

そうですね。「幸せデザインサーベイ」を積極的に取り扱っている支店や若手の話を聞くと、とても自発的で前向きです。「幸せデザインサーベイ」でナンバーワンになりたい、という女性社員も現れました。これまではどうしても会社の掲げる目標ありきという雰囲気がありましたが、会社に言われなくても、自分が良いと思ったもの、好きなものに取り組めるようになってきたように思うので、会社が変わってきた手応えがあります。

橋谷田

会社が大きく動き出しているのは私も実感しています。私は全国の担当職の皆さんと経営陣が、対話する場をつくる試みもしました。それをきっかけとして、現場での業務改善などに積極的に意見を出して取り組み、自分たちで現場を変えていきたいという動きが芽生えてきました。

多胡

経営陣もオープンに方向性を示すようになって、現場も「じゃあどういうふうにやっていこうか」とみんなが自分ごととして考えるようになったと思います。支店やチームが自発的に動き出したことで、今まで個人が持っていた素質が活かされる環境が強まったのではないでしょうか。

衣川

まさにそのとおりだと思います。私が取り組んできたビジネスコンテストでも、当初はどれだけアイデアが集まるのか不安もありました。ところがフタを開けてみると予想以上に面白いアイデアが集まりました。自由に熱中して取り組める場があると、みんな思う存分に能力を発揮できるのです。

お客さまのために、そして自分たちのために

橋谷田

これからは単に融資だけではなく、約8万社あるお客さまのニーズを聞いて、それぞれに合ったきめ細かな総合的な金融サービスを提供することが求められています。そのために今、変化が起きているのではないでしょうか。

多胡

ダイバーシティ推進室やキャリアサポート制度にせよ、あるいは未来デザイン室も、最終的にはお客さまである中小企業を支援するという方向に向いています。業務改革が進めばそれだけお客さまに向き合う時間が増えて、提供できるソリューションも増える。その土台づくりになっていますね。

衣川

当社としては中小企業のさまざまな課題に応える「応援団」という存在にならなければいけないと思います。「幸せデザインサーベイ」は商工中金が提供しているから、信用して試してみたいと考えるお客さまは多いのです。中小企業と当社が一緒になって社会のために何ができるのかとか、そういったところもお客さまと一緒になって考えていくことができるようにしたいですね。

橋谷田

職員がそれぞれの能力や経験を活かし、能力を発揮するのが重要ですが、さらにそれを統合してベクトルを合わせていくことも大事です。そうすればもっと組織としてお客さまに提供できるサービスも向上します。私もより多くの人の話を聞いて、皆さんと協働していく取り組みをしていきたいです。多胡さんはいかがですか?

多胡

私自身もまさに会社の変化を体感したことで、自分自身の仕事への向き合い方が変わりました。今は自分から主体的に想像力を膨らませて、いろいろな企画をしてみたいと考えるようになりました。これからは女性総合職のロールモデル的な存在になれるように、頑張る必要があるのかなと感じています。

衣川

私は未来デザイン室から当社の未来につながるような新しい事業をもっと生み出していきたいと考えています。そして、自分たちもチャレンジできるということを職員に感じてもらえるような部署にしていきたいですね。新しい取り組みには必ず失敗もあります。でも、それが許される会社であり、誰もが楽しみながら、挑戦し続けられる社風があるんだと、感じられるようにしたいです。

橋谷田

本当にそう思います。これから入社してくる人たちも、変化の途上で、まさに会社が変わっていく場に立ち会えるだけではなく、自分の手で築いていく手応えを感じられるのではないでしょうか。

衣川

お客さまに「幸せデザインサーベイ」を紹介してくれているのは、営業窓口になったばかりの若手が多いんです。だから、当社が変わっていく中で、若手が新しい仕事や楽しい仕事に携われるチャンスが増えているということを、ぜひお伝えしたいですね。

多胡

やりたいことや挑戦したいということが言いやすい環境になってきたと思います。だから、どんどん挑戦意欲があるような皆さんが入社して、一緒に会社を変えていきたいです。

Movie Interview

※職員の所属部署・掲載内容は取材当時のものです。